新しいブック
19/102
17●ちまたの風私のリハビリ 人間として生きてゆくためには、できるだけ人さまに迷惑をかけず自力で生きたいと思い、自分でできるリハビリを心得ています。 昭和44年3月頃、本紙で「子宮がんの早期発見」の記事を読んでいて、7月に異常があり、倉敷の病院で手術を受けました。 その時、主治医から「早期手術だったので完治しますが、70歳頃になるとリンパ浮腫が出ると思います」との宣告を受けました。でも大学1年の娘と中学2年の息子がいたので、70歳まで私の生命があれば何よりの幸せと思っていました。 月日は流れ、2人の子どもが結婚し、平成8年7月に夫が急逝して数年後、私の左足に浮腫が始まり、手術を受けた病院で受診しました。医師は「あなたの年齢では完治できません。利尿剤と入浴後採尿をするように」といわれました。 私は保健所にお願いして要支援2級を認定してもらい、週1回、デイサービスへ通い、体の体操、頭脳のリハビリ、看護師に足のマッサージなどしてもらいます。わが家でも家事の合間に左足のマッサージをしたり、リハビリをかねて1日に2時間ぐらい畑で野菜を作っています。寝たきりにならないように、自分の力で生きられるように。平成24年10月12日
元のページ