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22●ちまた試練に遭っても前進を掲載日:平成23年7月6日 6月26日、倉敷市民会館で聖路加国際病院理事長、日野原重明先生の100歳記念講演会があり、出席させていただいた。この日は会場いっぱいの約2千人もの聴講者。「人生のはじめと終わりをどう結ぶか」について、皆さん一心に耳を傾けていた。先生はご高齢の身ながら約1時間半も立ったまま。その姿に感服させられた。  お話は心に響く教えばかりだったが、特に私の頭に残ったのは、人は安眠が大切であること。また、試練や逆境に出合った時でも、根性と心掛けで前進に転じなければならないということだった。〝人生の綱〟が緩んでいては駄目であることがよく分かった。  そして「雨にも負けず風にも負けない平常心で、人生の終点の選択に臨まねば」とも。長生きがしたいのなら、人に頼らず迷惑をかけず、自力で生きねば生きている価値はないということだ。  そして最後に、日野原先生の指揮で「新老人の歌」「ふるさと」を会場の全員で合唱した。

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