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51●岡山市民の文芸[短歌]平成2年 夏休み、孫集いて 語る時        夫との淋しき 常を忘るる  5年 結ばれて 四十余年の 月日過ぎ       わが青春を 隠さず話す  6年 暑き日も 稲田の補植に 精を出し       元気で動ける 幸をば感ず  7年 盆来り 久方振りの 帰省孫       われを追い越し たのもしくあり  12年 梅雨あけて 真夏の照りに 田の稲は       日毎株張り 緑濃くなる  15年 陽に向きて 大きく開く 向日葵に       生きる力を われは貰えり

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