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60●岡山県 高齢者主張大会応募作品健康で老後を掲載日:平成21年 現在は、高齢化時代であり日本の女性の平均寿命は八十九歳と云われ世界でもトップである。 しかし生きている以上は健康で日進月歩についてゆかねば生きている価値がなく、ただ衰える身を任せて生きてゆくのは侘しいものである。 それには年齢に相応しい労働をすることにより身体の老化の進行も防止できると思うのである。 私は昭和二十二年十月に約八十アールの耕作の農家へ嫁いできたが夫はサラリーマンであり両親と手作業の農業を太陽と共に起床し日没迄働くと云う労働の中でも元気で風邪等に罹ったこともなく現在も元気である。 人間やる気になれば何でもできるものであり働いた後味は何ともいえない爽快な気分となり、健康の有難さをもつくづく感ずるのである。 現在の農業は機械化されて高齢者の手作業はあまり無いけれど私は畑で野菜を育てていればその生長と成果がたのしみであり、夏は朝、夕の涼しい時間帯に、冬は昼間の暖かい時間帯に畑に出て働けば自ら体力もつき老化防止ともなる。 又、私たちの老人会では有志三十名が呆防止に「くすの木会」との趣味の会を結成して月末の月

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