新しいブック
63/102

61曜日に地域の児童館に集い、色紙、布切れ等で作品を作り指先の訓練し、その後でティタイムで皆さんと話し合い会員の和も産れるのです。そしてその作品を十一月農繁期を終えた頃の地区の文化祭に出品するのです。 現在は核家族化で、わが家でも子供達は夫々に一度しかない人生を自分の希望する道へと巣立って行ったが私はそれで良いと思っている。そして自らが愛する人と幸せな家庭を築いているので私は満足している。 夫はこの家の一人息子だった故、長患いした両親をも心残り無く看護して見送ることができたし、夫は広島で兵役中に被爆した人で昭和三十九年に左肺の全摘出をしたので農作業も彼には無理させないようにしたが平成八年七月二十日急逝したのだった。 これから私は健康に留意して自分の体は自分で守り余生は楽しく過したいと思っている。 でも人は生きている以上は老化は免れることはできないのであるが自分の平素の心掛次第でできるだけ子供達に迷惑をかけないようにしたいものと思っているのである。挿絵:楽らく会

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です